ソニーユーザーなら、誰もが憧れるGM(ジーマスター)レンズ
「一度は使ってみたいなあ」と
心の中で思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そのGM(ジーマスター)シリーズの中から、
広角ズームレンズの最高峰16-35【GM】について、
解像感、使用感、オートフォーカス、逆光耐性など
購入前に知っておきたい情報を徹底レビューをします!
▽動画でも解説しています▽
圧倒的な解像感
GMシリーズは、ソニー最高峰のレンズです。
圧倒的な描写力を求める方におすすめできるレンズで、
プロの写真家や、動画クリエイターにも大変人気があります。
その中でも広角レンズとなると周辺減光や、解像感など
開発がむつかしいとされている特性を持ったレンズになります。
広角域を使ったダイナミックな写真においては
四隅の解像力が下がる傾向があり、
広角レンズの課題ともいわれる部分です。
しかしこのFE 16-35mm F2.8 GMは、
広角側16mmという超広角の画角にも対応しながら、
流れない、ゆがまない、はっきりとしたコントラストで表現ができる
ソニーEマウントズームレンズの中で、
最強を誇るレンズだといえます。
GM(ジーマスター)レンズの描写は、細部までしっかりと解像しているため
結果的にコントラストもはっきりとした作例になります。
大きさ・重さについての使用感
大きさ、重さについては、最初は「大きいし重たいな・・・」と感じましたが
結論問題ないと私は思います。
私もこのレンズを購入するまでに、いろんなレビューを読みました。
その中には、大きすぎるや、重たすぎるという内容の記事がたくさん出てきました。
もちろんそこに対しての不安はありましたが
実際に使ってみると、ボディ(私はα7Ⅳを使用)との
バランスがとても良いです。
カメラを構えた時に前にも後ろにも転がらないので
撮影中のストレスは思ったほどない
というのが正直な感想です。
ただ、バッグに入れて持ち運ぶ時は
バック内の体積をかなり占領してしまうので
持ち運びの観点からするとやや難ありだと感じています。
購入時についてくる頑丈なケースに入れた状態でバッグに入れると
さらにバッグ内を圧迫します。。。
ここは正直デメリットですね。
でもせっかく頑丈そうなケースがついているので
私は使っています。w
実際の大きさはこんな感じで
かなり頑丈です。ありがたいような、じゃまなような・・・
- 横幅 12.5cm
- 高さ 18cm
- 奥行き 11cm
広角レンズの弱点を克服し、解像感を担保するために
レンズの大きさと重さは、やや難ありと感じる方もいらっしゃる
のではないかと思います。
私も、このレンズに興味を持ちながら、スペック表にある
サイズ感が気になっていました。
でも実際に使った使用感としては
むしろ写真を撮るうえで最適化されたサイズ感である
というのが正直な印象です。
ただ、動画で使用する際に16mm側で自撮りVLOGをしようと思うと
かなりフロントヘビーになるため、撮影がむつかしかったです。
(このレンズは、広角側にしたときにレンズが伸びるタイプです)
ソニー純正のグリップに取り付けると
手首にかなり力がかかるので、「自撮りVlog用途」としては
適切ではないと思ったのが私の感想です。
ボケ味
ボケ味については、一言【素直】【綺麗】そんな印象を受ける
表現が出てきます。
ボケ感については、好みによって変わってくるので
一概に「いいです」とは言えませんが
私が、ツアイスやGレンズ
タムロンやシグマのレンズを使ってみたうえで
このGMのボケ感は
「一番素直で一番きれい」です。
オートフォーカス性能
オートフォーカス性能は、さすが最高峰、爆速&正確です。
ファインダーを覗いて、「ここにピントが合ってほしい」
と思うところに、意のままに合ってくれるといった精度です。
特に、動きの速い子供を撮るときは
フォーカスが合わなくて
困った経験をされた方もいらっしゃると思いますが、
このレンズでその悩みは解消されます。
ただ、解放がF2.8なので、
夜に光のほとんどない暗所で撮影した場合は
フォーカスに迷いが出ることは
ありました。
逆光耐性
逆光耐性についても、さすが最高峰といった結果が出ました。
撮影していても、逆光であることを忘れるくらい
フレアやゴーストが発生しません。
無理やりゴーストを出してみるとこんな感じ↓
検証のためにあえてこのような撮り方をしましたが
ここまでいじわるをしなければ、
フレア・ゴーストは入りません。
動画用レンズとしての実用性
動画用としても、優秀なレンズです。
焦点距離が16mmから35mmなので、
VLOGには最適な画角となっています。
さらに、α7Ⅳ、α1、α7cなどに搭載されている
super35mmモードを使うと、52.5mmの画角まで
カバーできることになるので
- 被写体さんに寄った目元や指の動きの撮影
- バストアップの印象的な構図での撮影
- ロケーションを含む、全体を把握できるダイナミックな構図での撮影
を、このレンズ一本で表現することができます。
ただ、広角側の自撮りに関しては、
注意点
16mm側でズームする仕様となっているため
グリップを使っての自撮りは、
手首へかなりかけてかけてしまいます。
個人的にこの撮り方は現実的なではないなと感じたのが
正直な感想です。
とはいえこの範囲をカバーできて
この高画質で動画を撮れるレンズは
ほかにないことも事実なので
動画用としての実用性は
十分にありますね。
まとめ
いかがでしたか?
この16ー35GMは、ソニーEマウントの広角ズームレンズの中で
間違いなく最強と言っていいレンズだと思います。
- 画質
- ボケ感
- オートフォーカス
- 逆光性能
- 動画性能
どれをとっても右に出るレンズは
現時点存在しません。
特に私は、オートフォーカスのあまりの速さと正確さに
驚いたと同時に、ボケのきれいさにも圧倒されました。
「そうは言っても高いよ・・・」という声が聞こえてきそうですが
そこに関しては、正直私も思っていました。
でも一度使ってみると、「高かったなぁ」という思いより
「買ってよかったな」という思いのほうが圧倒的に強いという
結果になりました。
私が思うこのレンズの魅力の結論は、
「撮ってて楽しい」です。
描写に雑味がなく、透き通った表現を
このレンズで撮ってみたくありませんか?
きっと後悔しない未来が待っていると思います。
皆様の参考になれば幸いです。
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